予算委員会分科会で化学物質過敏症・香害について質問しました

　予算第5分科会 #化学物質過敏症　柔軟仕上げ剤などの香害があるため介護のケアプランあってもサービス提供断られた。このようなことは、あってもいいのか？大臣「正当な理由ない提供拒否の禁止(9条)。事業者側に困難な理由があっても適切な代替事業者を探すなど措置する必要がある。」同じ悩みは多い。

　今年4月から障害者差別解消法に基づく　#合理的配慮　の提供が義務化される。サービス提供側が利用者の訴えにもとづき、柔軟仕上げ剤等の使用を控えるのも合理的配慮として必要なとこでは？内閣府「一般論として利用者の要望にもとづき配慮することは特別な場合のぞき、義務」

　内閣府の障害者差別解消法の(HP)合理的配慮サーチなどに　#化学物質過敏症　に関する記述が一切ない。2017年の答弁もあり、#合理的配慮や　#差別的取り扱い　などの事例集に加えよ。内閣府「更新が必要の際にはご指摘もふまえ、より充実した内容になるようつとめる。」

　全国の自治体HPなどで、香害や化学物質過敏症について何らか啓発を行なっている自治体はどのくらい？大臣「確かに香害で困っている人がいるので啓発ポスターを省庁連名でつくった。数は把握していないが、自治体HPで神奈川、滋賀などが掲載している」

　高橋事務所で調査！2017年は9都道府県しかHPになかったが、今39都道府県、20全政令市、市町村372/1704も！意見書採択や宝塚市教委が独自調査で8%の子どもが人工の香で体調不良と公表。自治体頑張っている。国も自治体の取り組みに応えよ！大臣「ご指摘のとおり増えた。連携していく。」

【3/4追記・訂正】

　27日に質問した資料について、何らかの啓発をH Pでおこなっている都道府県について、ご指摘をうけ、山口県、熊本県の2県を追加します。これで41都道府県になりました。有難うございます。訂正のうえ、再掲します。

　リーフ「建築基準法にもとづくシックハウス対策」では、居間、台所あらゆるポイントに化学物質のイラスト。　#化学物質過敏症　の皆さんの多くは、自宅もしくは近隣のリフォーム工事がきっかけというが、認識あるか？国交省「住宅まわりでも、関係機関に相談あるのは承知。」

　住宅性能表示制度の10分野評価項目の中には、室内空気中の　#化学物質の濃度　等があるが、任意だ。国交省「任意ではあるが、ホルムアルデヒド等の濃度測定や換気を呼びかけている。引き続き関係機関と連携して取り組む」義務化せよ！

　真冬に暖房全く使わず、ベンチコートを何枚も重ね着して耐えている人がいる。リフォームの塗料がきっかけで、石油ストーブも電気もエアコンもダメ。住むところなくて点々と引越している人もいるのよ！大臣「厚労、環境、国交省など、それぞれが規制行なって対応している」

　2022年、国民生活センターに柔軟仕上げ剤などの相談が増えている一方、生産は増えている。香りづけのためだけに使うマイクロカプセルなどを禁止せよと求めた。EUは昨年、意図的に添加したマイクロプラスチックを原則販売禁止[2028年〜)とする規則改正を採択した。日本も禁止せよ！

　#マイクロプラスチック禁止　厚労大臣「洗剤や柔軟剤などに添加するマイクロカプセルの健康に対する影響はまだ明らかでない。EUがマイクロプラスチックを順次禁止するのは承知しているが、主に環境規制だ。極小のマイクロカプセルも含まれるが、引き続き海外の動向注視していく」

　#柔軟仕上げ剤　などは、#家庭用品規制法　の対象にすべきでは？厚労省「家庭用品規制法は有害物質の特定が必要。　#化学物質過敏症は、現時点で未解明なため、有害物質の特定は困難」第3条には対象外の物質についても人の健康に関する影響把握、被害防ぐ規定ある！(怒)

　#家庭用品規制法　2022年度の年次報告でも、吸入事故５６件中洗浄剤や芳香・消臭剤等が２０件！対象物質は21物質だが、そのうち19は昭和50年代に指定。つまりずっと放置！だから新規制物質選定のスキームを今パブコメにかけてるんでしょ？(怒)

　#化学物質に関わる労災は？これが契機で慢性的な症状や休職、退職もある？厚労省「休業4日以上の労災のうち化学物質に起因するのはR2年から498件、472件、512件。保険決定はR2年から213件、235件、228件。慢性的な症状については把握は困難だが、最新の医学的知見ふまえ、、、

　「職場における化学物質等の管理のあり方検討会」報告書では、休業4日以上の労災のうち規制対象外物質が原因は約8割！管理が必要な化学物質が増える一方で、規模の小さい事業所ほどリスクアセスメント困難。一方政府は、事業所の自主管理を基本とする安全衛生対策中心とは？(怒)

　#化学物質過敏症　当たり前の社会経験を積めなかった意味がわかるか？大臣「病態解明が先、、」と官僚答弁。隣の後藤元厚労大臣の2年前の答弁と同じ！様々な角度でとりあげてきたのは、労災は指定病院に行くなど、様々な分野で知見をつみあげてきたはずだから。それを生かして！

【関連ポスト】2024.3.7

　#化学物質過敏症　27日の予算委員会分科会での質問をみた大阪堺市の山口さんから、地元で取り組んでいるパネル展で展示したパネルを髙橋室で展示していただけないか？との問い合わせ。レンタルという形で山口さん手作りのポスターを入り口近くに掲示、かつ会議室内にパンフレットなどを置いています。