ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
活動日誌

14日 国交委員会でIR・カジノ問題を質問

 カジノ・IR計画は今のうちに見直せ。

 14日、国交委員会で、初めてカジノ・IR(統合型リゾート)計画について質問しました。先月、畑野君枝議員と一緒におじゃました横浜市のIR計画を参考に、カジノそのものより、IR計画の馬鹿馬鹿しさ、カジノこければみなこける、過大投資が負の遺産に!ということがポイント。IR推進本部の事務局次長が、何もかもまともに答えられなかったこと、大臣も失敗のリスクも自治体が決めること、と無責任な答弁に終始しました!

 ①コロナ禍をうけ、大規模な集客狙いのリゾート、密の象徴ともいえるカジノ、むしろIR計画は見直すときでは?大臣「国会の審議経て成立したIR整備法にもとづき粛々と手続き進める。海外IR事業者の足下の業績はコロナの影響受けているが、開業は2020年代後半以降。」

 ②リスク認めつつ、自治体の計画を国は審査すると大臣は言う。しかし自治体は、インバウンド6000万人めざす、成長戦略だからと計画つくってる。もっと早い判断してもいい。区域整備計画の申請は今年10月からに後ろ倒し。次長「来年4月までにいくつ申請あるかわからないが、現在4自治体」

 ③大臣は、区域整備計画の認定に当たって「なぜここが選ばれたか、明らかになるようにする」と答弁していた。ならば計画の上限は3というが、(適さない場合は)1か0の場合もあるよね?次長「3を超えない」だからどこも選ばれないこともあるね??次長「3を超えない、、」

 ④横浜市では当初名乗りを上げていたラスベガス・サンズなどが撤退、現在応募は1事業者のみ(非公表)だ。もし、自治体が事業者公募して一社しか応募せず、随契などになればまさに透明性問われるが、どう思う?次長「自治体が判断すること」

 ⑤例えば横浜市広報では、IRを「コロナ禍からの経済再生、将来を見据えた政策」とし、生産年齢の減少や老年人口の増加をあげ、「将来世代のため今からしっかりと備え」るためにカジノの収益生かすIR計画か?大臣「構造的な問題だが、どういう手段で対応するかは自治体が決めること」

 ⑥(カジノ・IR で財政好転のつもりが)一歩間違えば、負の遺産を抱えることになるかも!国際会議場や国際展示場、なぜ日本にはない水準、これほど大規模な施設がIRの必須なのか?またそれだけの規模でも誘致できる根拠は?次長「諸外国の水準、、国際競争力を確保する観点」根拠答えず。。

 ⑦MICE施設 ドイツ・ハノーバーの見本市は46万m2。世界に負けないと言えば言うほど箱が大きくなって、投資額も大きくなる。2018年3月経産委で笠井議員に対し、MICEは投資額が多額だから殆どは自治体が整備している。IRはカジノの収益などで補うと認めている。実績はコロナ以前の数字だけ!

 ⑧ホテルは、総客室面積10万m2以上、最小客室面積40m2000室、スイートルーム500室を備えた最高級ホテルがIRの必須条件なのはなぜ?次長「法制定時の附帯決議にもとづき、特定整備推進会議における議論を経て定められた」

 ⑨魅力増進施設、IRを起点に全国に観光客を送り出す総客施設も必須。では、IRに来る人の主目的はなんでしょうか?どういう人をターゲットに?次長「単にカジノだけでなく、国際会議場や展示場、大規模な宿泊施設、家族で長期に滞在し、日本の素晴らしさを楽しめるエンターティメント施設」

 ⑩何のためにIRに来るのか?単にカジノだけじゃなくて家族で楽しめる?最高級のホテルで?全くかみあわない。大臣は「世界では失敗したところも随分あるので、こんなはずじゃなかった、みたいなことにならないように」と3月10日維新の井上議員に答えているよ。分かっているんでしょ?

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