〇希望の持てる政治に/青森 笠井政策委員長 小田切統一候補
目前に迫った参院選で、青森選挙区の小田切さとる野党統一候補の勝利と比例での日本共産党の躍進をと、日本共産党青森県委員会は23日、笠井亮政策委員長・衆院議員を迎えて青森市で街頭演説を開きました。
笠井氏は、参院選公約「希望と安心の日本を」の原発ゼロや9条改憲阻止など内容を説明。党が掲げる「くらしに希望を―三つの提案」は、消費税に頼らずに大企業や富裕層への優遇税制を是正し、米軍への「思いやり」予算をやめれば実現できると指摘しました。
国民の怒りが沸騰する年金問題で、給付を自動的に削減する「マクロ経済スライド」を完全実施すれば7兆円の年金が削減されると安倍首相自身が認めたと語り、「低年金者に年6万円の上乗せを提案する日本共産党を伸ばし、安心の年金への一歩を踏み出そう」と強調。「希望は市民と野党の共闘です。小田切さんを青森から送り出そう」と訴えました。
小田切候補は、28年の弁護士活動で目の当たりにした貧困と格差を解消するために学費無償化や給付制奨学金の拡充を約束。「みなさんの声を誠実に受け止め、国政につなげます」と表明。市民から大きな拍手と歓声が湧き上がりました。
高橋千鶴子衆院議員が「市民と野党の共闘が進めば必ず政治は変えられます」と力説。さいとうみお衆院青森1区候補も決意を述べました。国民民主党、社民党のメッセージが紹介されました。
(しんぶん赤旗 2019年6月24日付)
〇安倍改憲政治ストップ/本気の共闘で必ず勝利 小田切統一候補と4野党決意
「市民連合あおもり」は23日、参院選に向け市民と野党の共闘の前進を目指し、青森市内で講演会を開くとともに、参加した参院選挙区の小田切さとる野党統一候補、県内野党代表・幹部らと参院選勝利へ結束を固めました。
市民連合あおもり講演会
市民連合呼びかけ人の中野晃一上智大学教授が「安部政治ストップと市民連合の役割」と題して講演。中野氏は、安倍政権が返り咲いた2012年の総選挙で294議席取った自民党の絶対得票率(比例)は16%で、麻生政権が退陣へ追い込まれた09年の総選挙の18.1%より低いと指摘しました。
野党の分断と低投票率の選挙で勝利できる「小選挙区マジック」を自覚し、戦略にしている安倍政権を倒す方法は、市民と野党の共闘だと強調し、「まわりの人を巻き込み、投票へ足を運んでもらおう。自分にできる役割を発揮し、本気の共闘で、必ず勝利しよう」と呼びかけました。
小田切候補は、「安倍政治に対し、保守の人からも危機感が寄せられている国民の要求より憲法改正を優先する政治をストップし、真実を究明する仕事をする」と表明し、参加者は大きな拍手で応えました。
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、立民県連の山内崇県連代表、国民民主の田中満県議、社民県連の三上武志代表、市民連合の代表らが連帯あいさつし、「市民と野党の共闘の本丸は参院選」「本気でたたかう」「保守層にも広く呼びかけていこう」と、市民と野党共闘の勝利を誓いました。
(しんぶん赤旗 2019年6月25日付 北海道東北版)