○再三氾濫、堤防は急務/高橋議員に住民/秋田・小阿仁川
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は6日、秋田県北秋田市で水害が相次いで発生している小阿仁川(こあにがわ)の被害状況について現地を視察しました。
過去に何度も被害を受け、昨年は3回、今年も5月、8月に被災している同市杉山田、雪田、鎌沢(かまのさわ)地区の自治会長をはじめ地元住民ら十数人から説明と要望を聞きました。県北秋田地域振興局を訪問し、県の対策状況などの説明を聞くとともに、住民の要望を伝え意見交換しました。
行動には、加賀屋千鶴子県議と藤本ゆり参院選秋田選挙区候補、党北秋田市議団が同行しました。
小阿仁川は県北部を東西に流れる米代川の支流、阿仁川に流れ込む河川で、堤防が未整備の部分では、大雨であふれた水が周辺部に流れ込み、田畑や農業施設などへの大きな被害がでています。党北秋田市議団は議会で何度も取り上げ、対策を急ぐよう求めてきました。被災農家からは「田植えをして、すぐに水害で流され、ソバの栽培を始めたけれど、それも流されてしまった」「農家の高齢化も進み、農地を借り受けて維持しようとがんばっているけれど、何かあると負担が大きい」「何とか堤防の整備を急いでほしい」と実情や要望が相次ぎました。
(しんぶん赤旗 2018年09月08日付 北海道東北版)