辺野古のおばぁ、国会内で講演
命の海 埋め立てないで
沖縄県名護市辺野古在住で、米軍新基地建設反対で長年座り込みを続けてきた島袋文子さん(88)が17日、国会内で講演しました。500人が参加。ドキュメンタリー監督の三上智恵さんが聞き手をつとめ、高校生2人が島袋さんと対話しました。主催は「文子おばぁを迎えよう!実行委員会」。
島袋さんは、安倍首相は戦争をする国を作ろうとしていると指摘しました。「命の海を埋め立てることは許されない。本土の皆さん、沖縄に力を貸してください」と訴えると、会場から拍手が起こりました。
話を聞いた高校生は、「沖縄で起きている(新基地建設反対を訴える)市民への弾圧などは、いずれ本土でも起きることになるという言葉が印象に残りました。戦争を体験した方を含め、沖縄の方の話をもっと聞きたい」と話しました。
日本共産党から高橋千鶴子、畑野君枝、本村伸子各衆院議員、山添拓参院議員があいさつしました。島袋さんはじめ参加者らは講演後、首相官邸前で抗議を行いました。
(「しんぶん赤旗」2017年8月18日付)