豪雨・震災 支援を要請
青森・秋田・山形 共産党が政府交渉
日本共産党国会議員団東北ブロック事務所は26日、青森、秋田、山形3県の要請69項目を掲げて9省庁と政府交渉しました。ふなやま由美衆院東北比例候補と、3県の衆院選挙区候補、地方議員らが参加。高橋千鶴子衆院議員と紙智子、岩渕友両参院議員が同席しました。
秋田県の豪雨被害について国土交通省に、氾濫した雄物川(大仙市)の早急な堤防整備を要求。参加者たちは「堤防のない部分で深刻な被害が起きた」「無堤防問題はこれまでも要望が出ており、抜本的に対策が必要だ」と訴えました。国交省は、被害状況を調査し必要な治水対策を行うと回答。農林水産省には、激甚災害指定への働きかけなどを要請しました。
復興庁には、東日本大震災による自主避難者の住宅支援を申し入れ、「家族を心配してやむにやまれぬ自主避難を続けている方も多い。自治体まかせでなく国の責任でやってほしい」と訴えました。
総務省には、青森県の公立病院の医師不足対策と存続を求めました。総務省は東北の医師不足の深刻さを認め、厚労省と必要な手だてを検討すると答えました。
このほか、少人数学級推進、全国学力・学習状況調査の廃止、最低賃金の全国一律化、農業者の個別所得補償制度復活、再生可能エネルギー推進、三沢米軍基地強化の中止などを要請しました。
27日は、岩手、宮城、福島3県による交渉を行います。
(「しんぶん赤旗」2017年7月27日付)
◯青森県建設組合連合会のみなさんが来室し、建設国保などの陳情を受け懇談しました。