安倍政権打倒へ野党スクラム 「日本の政治の新しい時代」さらに前へ
日本共産党27回大会始まる 3野党・1会派あいさつ
日本共産党第27回大会が15日、静岡県熱海市の伊豆学習会館で始まりました。18日までの4日間の日程です。「安倍自公政権とその補完勢力に、野党と市民の共闘が対決する日本の政治の新しい時代」(決議案)を体現するように、党大会史上初めて、共闘する民進党、自由党、社民党、参院会派・沖縄の風の3野党・1会派の代表が参加し、あいさつ。野党と市民の共闘によって勝利をかちとった3県―沖縄県・翁長雄志知事、岩手県・達増拓也知事、新潟県・米山隆一知事からメッセージも寄せられました。
民進党の安住淳代表代行、自由党の小沢一郎共同代表、社民党の吉田忠智党首、沖縄の風の糸数慶子代表の各氏は、あいさつ後に志位和夫委員長とがっちり握手を交わしました。5氏は壇上に並んで、「安倍政権を打倒し、新しい政治をつくるために団結してがんばろう」との小池晃書記局長の発声で「がんばろう」と三唱しました。全国から参加した825人の代議員、102人の評議員は、割れんばかりの拍手、「いいぞ」の声で応えました。
志位氏は開会あいさつで、「この大会は、わが党の歴史でも特別の歴史的意義をもつ大会になっています」と述べ、「この党大会の主題を一言でのべるならば、開始された『日本の政治の新しい時代』をいかにしてさらに前へと動かすか、ここにあります」と提起しました。
あいさつで安住氏は、「一日も早く体制を整えて、みなさんとともに来たるべき決戦に備えたい」と表明。小沢、吉田両氏はそれぞれ、「野党がより緊密な協力関係を構築して、政権交代を実現しよう」(小沢氏)、「野党4党が固く連携して安倍政権に対峙(たいじ)していこう」(吉田氏)と呼びかけました。糸数氏は、沖縄に対する強権政治を告発し、「野党が力を合わせて、戦争できない国をつくるために頑張りたい」と語りました。
大会には党の招待に応え、12カ国の大使・外交官が出席。志位委員長が決議案に対する中央委員会報告を行いました。その後、討論に入り、初日は5人の代議員・評議員が発言しました。
(「しんぶん赤旗」2017年1月16日付)