ワカメ強風被害 深刻 / 宮城・南三陸町 高橋議員らが調査
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は23日、低気圧の強風でワカメ養殖が大きな被害をうけた宮城県南三陸町を現地調査しました。
14日から16日にかけて、東日本に記録的な大雪をもたらした低気圧により、宮城県内でもさまざまな被害がでました。
同庁の県漁協歌津支所の千葉信哉支所長は、「大しけで、海面近くのワカメが脱落してしまった。2、3割の養殖ワカメが被害を受けた。調査中だが、被害額は2億円以上になるのではないか」と被害状況を説明しました。
同支所では、震災前の水準に戻ったのはワカメだけで、下記やホタテは減産したままでした。
阿部長喜支所運営委員長は、「津波からようやく戻ったが、原発事故の風評被害で値も下がっている。そこへきての低気圧だ」と語っていました。
聞き取り調査には、日本共産党の加藤幹夫県書記長、三浦一敏県議、小野寺久幸町議らが同行しました。
一行は、さんさん仮設商店街での復興市に立ち寄り、佐藤仁町長や県漁協志津川支所の佐藤俊光支所長を激励しました。
(しんぶん赤旗 2014年2月27日付「北海道・東北のページ」より)
復興を前へ3氏必ず / 宮城・石巻 高橋議員迎え党演説会
宮城県石巻市で23日、日本共産党演説会が開かれました。石巻市議選(5月18日告示・25日投票)で必勝を期す、党の3候補が決意を語り、高橋ちづ子衆院議員が応援に駆けつけました。
日本共産党東部地区委員長の三浦一敏県議があいさつ。党が実施したアンケートに寄せられた切実な声を紹介し、復興を進めるためには、どうしても党の3議席が必要だと強調。「定数が4削減され、厳しい選挙だが、なんとしても3候補を押し上げてほしい」と訴えました。
庄司よしあき候補(63)=現=は、3人の当選で、復興公営住宅の早期建設や自力住宅再建への支援を充実させようと訴え、水沢ふじえ候補(54)=現=は、「女川原発再稼働反対の意思を示すために、党の3議席を必ず」と呼びかけ、渡辺まさあき候補(61)=新=は、県議となった三浦議員の後継者として奮闘する決意を語りました。
高橋議員は、国会で本格化する自共対決の実態を報告。仮設住宅での風呂の追い炊き機能の実現や被災者の医療・介護の免除制度復活のとりくみなど数々の実績をあげ、「被災者と党が、手を携えて政治を動かしてきたことに大きな確信を持ち、3人の市議団とともに、新しいまちづくりを進めましょう」と呼びかけました。
前回の市議選で日本共産党は3議席を獲得。2011年11月の県議選で三浦前市議が県議に転出、市議会の現有議席は2になっています。
(しんぶん赤旗 2014年2月25日付「北海道・東北のページ」より)