ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
活動日誌

復興特別委員会の視察(2日目)で福島県を訪問しました

 南相馬市で、災害時に活躍する長距離無人航空機(ドローン)の実用化や実証実験などを手掛ける、株式会社「TERRA LABO」の松浦孝英代表取締役からお話を伺いました。2019年の台風19号でも迅速な情報収集に役立てたとのこと。機体はとても軽量で驚きました。

 浪江町請戸で2020年4月から営業を再開した柴栄水産。震災の津波で全て流されてしまった機械を新調し、営業を再開しました。柴強社長は、震災当時、津波と原発事故で営業再開までに「何年待てばいいのか」という気持ちだったと。この日はヒラメ、カニ、とらふぐなどがいましたが、生きたまま東京へ直送できるそうです。洗浄、ボイル、乾燥、箱詰めなどの作業工程を見させていただきました。

 双葉町では、徳永修宏副町長から、帰還困難区域のうち特定復興再生拠点外の地域を案内していただきました。全町避難で85%が帰還困難区域となった同町は、昨年の8月に震災後初めて一部解除となりました。現在帰還しているのは50〜60人。国は帰還意向があれば拠点外でも除染するといいますが、町としては全域を除染してほしいとのこと。

 大熊町で意見交換会では、北3町の浪江町・吉田栄光町長、大熊町・吉田淳町長、双葉町・徳永副町長と意見交換をしました。「避難指示解除はゴールではなくスタート」(大熊町)、「北3町は復興の最後の町」(浪江町)など、それぞれの困難さが語られました。

 福島県旅館ホテル生活衛生同業組合の小井戸英典理事長と、柴栄水産の柴強代表取締役との懇談では、震災当時、東電から要請をうけ、いわき湯本温泉で暖かいお風呂と食事の提供をしたことや、その後被災者をのべ211万人受け入れた経験などもお聞きしました。処理水の問題について聞いたところ、ほしいのは補償でなくお客様なのだとおっしゃていました。

まるで「空飛ぶイルカ」のよう
機体はとても軽量
新調した立派な機械
新調した立派な機械

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