原発事故が起きた福島から声をあげて政治を変えようと、青年らが語り合う「たたかう青年 福島ガチトーク」が29日、福島県郡山市のJR郡山駅前広場で開かれました。主催は全国青年大集会福島県実行委員会。
「しゃべり場」のコーナーでは東京電力福島第1原発事故や雇用・労働問題などをテーマに県内各地の青年が発言しました。
福島市に住む子育て中の女性は、「原発事故が起きて福島がこんなに汚されるのかと思った。またどこかで事故が起きて命がおびやかされることはあってはならない」と、原発ゼロの願いを語りました。
日本共産党の高橋ちづ子衆院議員がゲスト参加。「若いみなさんは一人で悩む必要はありません。生の声をぶつけて政治を変えよう」と呼びかけました。
地元紙の報道で知り、妻(20)、1歳半の娘と一緒に参加した自営業の男性(36)は「放射能は気になるけど、日光を浴びることも大事で、娘を外に連れていくこともあります。こういう語り合う場は大切で、もっと多くの人に関心を持ってもらえるようにしてほしい」と話しました。
参加者らは、同駅前周辺をサウンドデモ。「海に流すな汚染水」「憲法いかしてイカシた未来」とコールし、沿道の注目を集めました。
(しんぶん赤旗 2013年9月30日付より)