11月18日、日本共産党秋田県委員会が、公立病院の再編統合病院名公表を撤回し地域医療充実を求める申し入れを行いました。厚労省、総務省、農水省(厚生連病院)の担当者に対し、加賀屋千鶴子県議、菊池時子能代市議、立身まち子横手市議、石井茂井川町議、金公一羽後町議が要請。私も紙智子、岩渕友両参議院議員とともに同席しました。
再編統合 病院名公表の撤回を
党秋田県委 厚労省に申し入れ
厚生労働省が公立・公的病院の「再編統合」へ議論を促すとして全国424の病院名を一方的に公表した問題で、日本共産党秋田県委員会は国会内で18日、再編統合病院名公表の撤回と地域医療充実を求める申し入れを政府に行いました。この中に秋田県内の公立・公的5病院が含まれています。
加賀屋千鶴子県議は、唐突な公表に不安が相次ぎ、他病院に職員が移る話もあると指摘。「今以上に医師・看護師が不足する心配がある。地域医療の保障を」と求めました。
名指しされた病院の立地・近接する市町の党議員は、それらの病院が地域に不可欠だと強調。「老人クラブの人たちが怒っている。豪雪地帯で(病院に着く時間が)夏と冬で違う事情などを考慮したのか」(横手市)、「秋田市まで通院できない高齢者のために南秋田郡に絶対に必要」(井川町)などと訴えました。
厚労省担当者は「撤回(要求)を含め、ご意見は今後の議論に生かしたい」と回答。「データは2017年のもので、その後の診療実績の伸びなどは今回入っていない」としました。山内梅良党県副委員長は「実態を見ていない。合併で役所や学校がなくなり、交通機関もままならない中、病院までなくされたら何も残らない」と批判しました。
高橋千鶴子衆院議員、岩渕友、紙智子両参院議員が参加しました。
(しんぶん赤旗 2019年11月19日付)