〇年金問題の野党合同ヒアリングに参加。2014年の財政検証レポートでのモデル世帯と、実際の世帯との関係について議論がありました。
〇老後欺く安倍政権に審判を/結成30周年 年金者組合が大会
創立30周年を迎えた全日本年金者組合は19日、「若い人も高齢者も安心できる最低保障年金制度を」などをスローガンに、静岡県伊東市で定期大会を開きました。20日まで。
あいさつした金子民夫委員長は、老後資金の2000万円問題について、「安倍自公政権はこれまで大ウソで国民をだましてきた。年金を自動的に削減する『マクロ経済スライド』を廃止し、低年金者対策を講じるべきだ」とのべました。金融庁審議会報告書の受け取りを拒否するなど麻生太郎財務相の隠ぺい姿勢を批判。「参院選で安倍内閣退陣の審判を下そう」と呼びかけました。
田中諭書記長が活動方針を提案。▽年金引き下げストップ、最低保障年金制度の実現▽消費税10%増税の中止▽憲法改悪許さない▽医療・介護・生活保護の改善▽市民と野党の共闘で安倍政権の退陣▽年金減額は違憲だと訴えた裁判の運動強化―などを提起しました。
討論では、「昨日、老後資金問題で国民の批判が高まる中、安心できる年金制度の確立を国に求めるよう県議会に陳情した」(神奈川県)、「年金制度を大いに議論するチャンス。野党と協力し安倍政権を打倒しよう」(千葉県)、「全国の人びとと連帯し参院選の1人区全てで勝ちたい」(沖縄県)などの発言が続きました。
記念式典を開催 高橋氏あいさつ
大会後に開かれた30周年記念式典で金子民夫委員長は、「30周年を新たな出発点にして、情勢にふさわしい到達点をめざす」と表明しました。
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員があいさつし、老後資金問題をめぐる安倍政権の姿勢を批判、「参院選を全力でたたかい、安心の年金と社会保障をつくるためにがんばる」と語りました。
(しんぶん赤旗 2019年6月20日付)