○75歳以上医療費負担倍加ノー/高齢者 安倍政権に怒りの集会
中央社会保障推進協議会、全日本年金者組合、日本高齢期運動連絡会は1日、75歳以上の医療費の窓口負担2割化の中止を求めて、衆院第1議員会館で「2・1高齢者中央集会」を開き、国会議員に要請しました。
議員に要請 署名手渡す
主催者あいさつした全日本年金者組合の金子民夫委員長は、安倍政権が現行1割(75歳以上)の医療費窓口負担を2割に引き上げようとしていると指摘。「経済財政諮問会議では参院選後に具体化を急ぐとしている」と述べ、「高齢者の怒り」を安倍政権にぶつけようと話しました。
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員が国会情勢を報告。「年金カット法を凍結させ、消費税増税も中止させる。そういうたたかいを一緒に頑張りたい」と話しました。
全国保険医団体連合会の住江憲勇会長は、雇用破壊や社会保障削減を進める安倍政権を批判し、「統一地方選、参院選で安倍政権に鉄ついをくだそう」と強調。全日本年金者組合、日本高齢期運動連絡会の運動が国民を勇気づけているとして、「連帯を広げ大きな国民運動をつくっていこう」と話しました。
総合社会福祉研究所の石倉康次理事長(立命館大学特任教授)が講演。安倍政権は「全世代型社会保障」を提起しながら、介護保険料の引き上げなどを進めていると指摘。「消費税を社会保障に充てる」との政策は、社会保障縮減か際限のない消費税率アップかの「二者択一」を国民に迫る危険性があると話しました。
2割負担に反対する約21万人の署名を、日本共産党の畑野君枝衆院議員に手渡しました。畑野氏は「窓口負担の2倍化は許せない。一緒にこんな悪政を変えましょう。署名を力に頑張りたい」と話しました。
(しんぶん赤旗 2019年2月2日付)
○トンネルじん肺新春のつどいに紙智子参議院議員とともに参加。北海道住石じん肺勝利解決の報告がありました。