○憲法守る女性の共同を/消費税増税ノー/婦団連が総会
日本婦人団体連合会(婦団連)は1日、東京都内で総会を開き、9条改憲発議や消費税増税をストップさせ、平和と命、暮らしを守る女性の共同を広げる方針を採択しました。
あいさつした柴田真佐子会長は、来年が国連の女性差別撤廃条約採択40周年、選択議定書採択20周年だとして「選択議定書の批准に向けて運動を前進させよう」と訴えました。
安倍政権の改憲を許さず、消費税増税中止に向けた共同の拡大や包括的なハラスメント禁止法の制定に向けた運動を強調。「憲法と女性差別撤廃条約に基づく平和とジェンダー平等実現に向け、女性の共同をさらに広げよう」と呼びかけました。
議案を提案した千代崎せつ子事務局長は民法・戸籍法の差別的規定撤廃などを求める「ジェンダー4署名」の数が過去最大(20万9450人)になったと報告し、さらなる取り組みを訴えました。
討論では、「矛盾だらけの消費税の本質を痛感している。反対の共同を進めたい」(全婦協)、「改憲も消費税も安倍政権も葬り去ろうと対話を広げている」(新婦人)などの発言が相次ぎました。
国際婦人年連絡会の大倉多美子世話人、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員が来賓あいさつしました。
選出された役員は次の通り(敬称略、すべて再任)。会長=柴田真佐子▽副会長=堀江ゆり、伍淑子、笠井貴美代、櫻井幸子、長尾ゆり、塚田豊子、伝法谷恵子、沖津由子▽事務局長=千代崎せつ子
(しんぶん赤旗 2018年12月2日付)