○高橋氏迎え記念講演/秋田 国賠同盟県女性部が開催
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟秋田県本部・女性部は23日、秋田市で同盟創立50周年記念の講演会を開きました。
約70人の参加者を前に、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員が「女性と社会の過去・現在・未来」と題して講演。藤本ゆり参院秋田選挙区候補も参加し、決意を語りました。
高橋氏は、戦前に権力の弾圧に抗したたかい治安維持法の犠牲になった相沢良(青森)、棚橋勝子(秋田)、高橋とみ子(宮城)ら東北の女性たちを紹介。安倍政権が強行した共謀罪などに、治安維持法の思想が残っていると指摘しました。韓国の元徴用工への損害賠償を新日鉄住金に命じた韓国大法院判決問題にふれ、志位和夫委員長の声明、穀田恵二衆院議員の国会質問を示し、「個人の請求権は消滅していない」と強調しました。
高橋氏は、「先輩たちのたたかいを引き継ぎ、改憲阻止のため市民・野党共闘の発展、3000万人署名に頑張りましょう」とよびかけました。
講演会には棚橋さんの甥(おい)にあたる男性も参加。参加者からは「自由を守り抜いた女性たちの強さは小林多喜二に、たたかいは日本国憲法に通じていることがわかり、うれしい」などの感想がよせられました。
(しんぶん赤旗 2018年11月27日付 北海道東北版)