ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
活動日誌

社会保障について新谷正義厚労政務官に要望、同一労働同一賃金の省令等レク

○社会保障予算 確保を/共同行動実行委/厚労相に申し入れ

 安倍政権による社会保障の削減に反対する「憲法25条を守り、活(い)かそう10・25共同行動」実行委員会は1日、国の責任で社会保障・社会福祉制度を拡充し、社会保障予算を確保するよう根本匠厚生労働相に要請しました。

 同実行委員会は、10月25日に東京都内で行った集会で寄せられた参加者の声を新谷正義厚労政務官に訴え、要請書を手渡しました。

 全国生活と健康を守る会連合会の安形義弘会長は、10月から生活保護基準を引き下げられた利用者の生活実態を紹介し「保護利用者に共通する思いは、人間らしく生きたいということだ」と述べ、制度の充実と低い捕捉率(保護を利用する資格があるのにしていない割合)の原因や対策を行うよう求めました。

 全国福祉保育労働組合の澤村直書記長は、保育士の配置基準の引き上げや「生きていくだけで精いっぱいの安い賃金」という低賃金・長時間労働の改善、待機児童解消を求めました。

 集会の呼びかけ人の一人で医師の本田宏医療制度研究会副理事長は、最近の世論調査で社会保障や福祉の充実を求める割合が高いことを指摘し、「多くの国民と結束していきたい」と述べました。

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員が同席しました。

(しんぶん赤旗 2018年11月2日付)

実行委員会から新谷正義厚労政務官に要請書を手渡す=1日、厚生労働省内

○「働き方」省令・指針案 格差固定につながる/厚労省から聞き取り/共産党議員団

 日本共産党国会議員団は1日、「働き方改革」一括法に盛り込まれた非正規労働者と正規労働者との格差是正(同一労働同一賃金)に関する厚生労働省の省令や指針などの策定状況について、衆院第2議員会館で同省から説明を受け、問題点をただしました。全労連や傘下労組の代表らも参加しました。

 具体的事例を示したガイドライン(指針)では、短時間労働者から助言を受けて働いている総合職の新入社員のほうが、その短時間労働者より基本給が高くても問題とならないとしています。

 厚労省は「管理職コースで採用されており問題ない」と説明。議員団は、事例を明示していることが問題だと指摘しました。

 議員団はまた、就業規則で正社員に配置変更があるとしているだけで是正を逃れることは許されないと指摘。厚労省は、実質的に職務などが同じであれば格差是正の比較対象となると認めました。

 同省は、派遣労働者の賃金水準を派遣先の労働者と比較する際、職務の内容や配置変更の範囲が同じ労働者がいない場合、パート・有期労働者と比較しても構わないと説明。議員団は、「格差の是正につながる保障がない」と指摘しました。

 全労連は、労使協定で一定の賃金水準を保障する方式でも構わないとしていることに関して質問。厚労省が示す賃金水準について勤続年数に応じた「調整」の名で12%も減額していることについて、「派遣労働者は1年目からフルで能力発揮が求められるのに減額するのはおかしい」と強調しました。

 同省の聞き取りには高橋千鶴子、畑野君枝、本村伸子の各衆院議員、倉林明子、山下芳生、田村智子、吉良よし子、山添拓の各参院議員が参加しました。

(しんぶん赤旗 2018年11月2日付)

厚生労働省から同一労働同一賃金の省令等についてヒアリング=1日、国会内

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