○社会保障拡充・人員増を/10・11大集会実行委/厚労省に要請
全国保険医団体連合会、日本医療労働組合連合会(日本医労連)、全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)など10団体でつくる「憲法・いのち・社会保障まもる10・11国民集会」実行委員会は17日、社会保障の拡充や医師・看護師、介護職員などの大幅増員・処遇改善などを求めて厚生労働省に要請しました。日本共産党の高橋千鶴子衆院議員が同席しました。
日本医労連の森田しのぶ中央執行委員長は、11日の国民集会には全国から3700人が集まり、経済的な格差が医療や介護の格差につながりかねない実態や医療・福祉職場の人手不足による長時間過密労働に対して改善を求めパレードを行ったことを紹介。集会で採択したアピール文と、▽医師、看護師、介護職員、保育士などの処遇改善と大幅増員▽長時間労働の是正▽患者・利用者の負担増をやめる▽地域の実情を無視した病床削減、医療機関の統廃合をやめる―などを求めた要請書を大口善徳厚生労働副大臣に手渡しました。
全日本民医連の増田剛副会長は医師不足により職場では「激しい労働強化が行われている」と指摘し、「労働実態を見て、医者が足りないところは増やしてほしい」と訴えました。
大口副大臣は「要望を検討していきたい」と述べました。
(しんぶん赤旗 2018年10月18日付)