高橋・岩渕議員が国会報告/「共産党に存在感」/郡山駅前、聴衆沸く/福島
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員と岩渕友参院議員は8日、福島県郡山市の郡山駅前で国会報告をしました。雨をついて、聴衆が集まり、「そうだ」と掛け声が飛び、拍手がわきあがりました。
高橋氏は、東北で初の2議席に挑戦した総選挙での支援に感謝を述べ、共産党議席は後退したものの、福島1区はじめ、3野党の議員が改選前から躍進したと語りました。
今度の特別国会では森友・加計隠しに躍起の安倍自公政権と質問時間削減で争い、所属する厚生労働委員会では野党が7割の質問時間を確保できたと報告。通所施設に通う障害者の食費補助問題で、希望の党を含む野党6党が厚労相に申し入れて食費補助の延長を求めたと紹介。「命につながる暮らしに密着した問題は、野党が力を合わせようと、今度の国会で確認されました」と話しました。
岩渕氏は、経済産業委員会で原発事故問題を取り上げたと報告。事故直後から福島第1原発3号機の温度計が故障していたと先月明らかにした東京電力を批判。「原発を再稼働させる資格はありません」と訴えました。
演説を聞いた元教員の小泉甚一さん(77)は「共産党が国会の委員会で存在感を増している」といいます。「憲法を順守すると宣誓して教壇に立った。首相は憲法を守る義務がある。変えるべきは憲法ではなく、憲法を守らない安倍首相だ」と話しました。
(2017年12月10日付 北海道東北版)