日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は23日、東日本大震災被災地の仙台市太白区の「あすと長町仮設住宅」(185世帯、約400人が居住)を訪れ、要望などを聞きました。仙台市長選をたたかった角野達也氏や、ふなやま由美仙台市議らが同席しました。
同自治会の飯塚正広会長は、地域の長町病院の協力で実施する健康相談会などの取り組みで、救急搬送される高齢者が減っていることを紹介しながら、「ボランティアでは限界があり、こういった取り組みを行政として支援することを考えてほしい」と要望しました。
また、市による警備会社を使った安否確認が、高齢者には使いにくいシステムだと述べ、東北学院大学と連携し、タブレット端末を活用した高齢者見守り活動をしていると語りました。被災者が立案した復興公営住宅建設計画案を採用しなかった市の対応を批判しました。
高橋議員は、被災者が主役の復興を求めて国会で質問し、「これから起こる災害の復興の基本的な仕組みを決める法律に、『被災者の意見を聞きながら決める』という文言を入れることができた。これからも地方議員団と国会議員団が連携して支援を強めたい」と話しました。
(しんぶん赤旗 2013年8月24日付より)