4日には南陽市、白鷹町、5日には山形県、鶴岡市で、副知事や町長、各市担当者の方々から被害状況や要望を聞かせていただき、県市町の担当者や地元党組織等の方々の案内で、被害にあった地域を視察しました。
<調査団>
<主な調査日程>
■南陽町(4日午前)

板垣総務課長らと懇談する高橋ちづ子=南陽市役所
南陽市役所において、板垣俊一総務課長から被害状況についての報告を受けた。

土砂崩れによって破損した道路=南陽市内

激流により土台部が流出した家屋=南陽市内

床上浸水した自宅の前で、女性の涙ながらの訴えをきく高橋ちづ子=南陽市内

激流により、破損した橋=南陽市内
■白鷹町(4日午後)

佐藤町長から緊急要望書を受け取る高橋ちづ子=白鷹町役場
白鷹町役場において、佐藤誠七町長、青木彰栄町議会議長、総務課長から被害状況についての報告を受けた。
佐藤町長が「豪雨災害に関する緊急要望書」を手渡し、河川の氾濫、山林の土砂崩れなどによる130件の住宅被害をはじめ、道路、河川、農地・農業施設、学校施設などに甚大な被害を受けており、7月29日現在の被害想定総額は約101億円との状況を説明し、激甚災害としての早期の指定、特別交付税などの財政支援を要請した。

町職員から被害状況の説明を受ける高橋ちづ子=白鷹町内

土砂崩れと、杉の木の流出により通行止めとなっている道路=白鷹町内

土砂崩れに巻き込まれ倒壊し流された神社の社=白鷹町内

青木議長から(右から2人目)から議長の自宅前の被害状況を聞き取る高橋ちづ子=白鷹町内
■山形県(5日午前)

細谷副知事らと懇談する高橋ちづ子(右から2人目)=山形県庁
山形県庁において、細谷知行副知事らから被害状況についての報告を受け、対策について懇談。
細谷副知事は、多くの観測地で7月の雨量としては観測史上最大を記録したこと、住宅被害や集落の孤立、道路・河川などの被害の概要を報告。被害額は調査中だとしながら、公共土木施設が約200億円、農業被害が約50億円とし、他にも広域水道の断水が6市町、5万3955世帯に及んだと述べ、激甚災害指定と特別交付税措置を要望した。
県の担当者も、災害救助法、被災者生活再建支援制度について、「制度がぎちぎちで対応が難しい。柔軟な対応ができるようにしてもらいたい」と述べた。
■鶴岡市(5日午後)

石塚総務部長らと懇談する高橋ちづ子(右から3人目)=鶴岡市役所
鶴岡市役所において、石塚治人総務部長、危機管理室長、財政課長らから被害状況についての報告を受けた。
藤島川の増水によって豚300頭以上が流出した豚舎の被害については、水害による畜産被害は初めてであり、どのような支援ができるのか本人とも相談していると説明。復旧工事の入札については、この間も入札不調があり、職人の人手不足や資材の高騰への懸念も述べられた。

市職員、地元農家の方から被害状況を聞き取る高橋ちづ子=鶴岡市内

18日の大雨から4度の修復を重ねている林道。調査時にも新たなひびが入っていた=鶴岡市内

河川の氾濫、堤防の決壊によって流出した豚舎(写真左)。豚250頭が流出した=鶴岡市内