国民連合政府「提案」 各界と懇談
岩手・達増知事と高橋議員 「政治も変わる必要」
日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は7日、岩手県庁で達増(たっそ)拓也知事に会い、戦争法廃止の国民連合政府の「提案」について懇談しました。斉藤信県議団長が同席しました。
高橋議員は、達増知事が戦争法反対の意思を示し、県議会が全国で初めて戦争法廃止を求める意見書を可決したこと、岩手県知事選(9月・無投票)前の5党党首会談に触れ、「戦争法案反対の野党共闘のうねりは岩手発ですね」と述べました。
達増知事は「(戦争法強行という)あってはならないことが起きてしまった」と批判。同時に「シールズや若い母親など世代を超えた運動が大きく広がった。国民がみずから変わってきたのだから、政治も変わる必要がある」と強調しました。
高橋議員がJNNの世論調査で「国民連合政府に期待する」が37%という結果が出たと話すと、達増知事も「自民党の支持率よりも高いですよね」と応じました。
高橋議員が「野党には様々な政策的違いはありますが、内閣不信任で一致できた」と話すと、達増知事は「国民の多数が反対しているのに通ってしまうのは民意と政権とにねじれがある状態だ。どうしても直さないといけない」と語りました。
(しんぶん赤旗2015年10月8日付より)
戦争法廃止の国民連合政府
「提案」に共感・賛同の声
岩手 高橋議員が18団体と懇談
日本共産党岩手県委員会は7日、盛岡市で高橋千鶴子衆院議員を迎え、戦争法廃止の国民連合政府の「提案」について各界懇談会を開きました。労働組合や民主団体の代表など18団体から22人が参加しました。
高橋氏は、「提案」は国民の運動と野党の共同を踏まえたものであり、政党だけでなく団体や個人にも呼びかけた内容だと説明。戦争法廃止と安倍政権打倒のたたかいの発展が重要だと語りました。
参加者から「安倍専制支配を一日も早く終わらせないといけない。国民の思いに応える画期的な『提案』だ」(弁護士)、「強行採決の直後に有志で抗議の声明を出した。たたかった人たちは、あきらめていない。『市民革命』の土壌が形成されている」(学者)と共感する声が相次ぎました。
また、「岩手県知事選で共産党が達増拓也知事を自主的に支援し、野党共闘を実現させた経験が『提案』に生かされている」との指摘もありました。
共産党の斉藤信県議は県議会の民主党、生活の党、社民党、創生いわて、いわて県民クラブに「提案」を説明し、前向きな対応があったとのべました。
多くの質問が出され、高橋氏がていねいに答えました。
(しんぶん赤旗2015年10月9日付「北海道・東北のページ」より)