過酷な夜勤に規制を
高橋・堀内氏 医労連と懇談
日本共産党の高橋千鶴子、堀内照文の両衆院議員らは10日、衆院第2議員会館で日本医療労働組合連合会(医労連)の役員と懇談し、看護師の過酷な勤務実態と、労働時間規制などについて交流しました。
医労連の三浦宜子書記長は、KKR札幌医療センターで新卒看護師が過労自殺した事例にふれながら、長時間夜勤に加えた残業で看護師の命と看護の質が危ぶまれている現状を紹介。1992年から変わらない看護師確保法の改正とあわせ、勤務と勤務の間に11時間以上間隔をおく「勤務間インターバル制度」の導入や、夜勤交代制労働の法定労働時間短縮など、労働基準法の改正を要望しました。
中野千香子委員長は「他の職種の労働者の働き方も厳しい。労働者全体の働き方を変えるために労基法の改正を」と強調。先進国に比べて非常に遅れている、夜勤交代制勤務の法定労働時間の短縮を求めました。
高橋議員は「厳しい監査をすれば、すむものではない。診療報酬をつけて人を増やさない限り矛盾が出る」とのべ、堀内議員も「制度として、過酷な勤務を防止するしくみが必要だ」と語りました。
(しんぶん赤旗2015年2月12日付より)