福島・浪江町を調査 町幹部と懇談
高橋・畠山両議員
日本共産党の高橋ちづ子、畠山和也両衆院議員は16日、東京電力福島第1原発事故のため全町避難が続く福島県浪江町に入り、立ち入りが制限されている町内を視察するとともに、町の幹部と懇談しました。同町の馬場績(いさお)党町議と、党県委員会から町田和史書記長、岩渕友常任委員らが同行しました。
高橋、畠山両議員らは国道114号を通って同町に入り、高線量下の津島にある馬場議員の自宅を訪れました。玄関で約10マイクロシーベルトの高さ。町中心部も人の姿はなく、信号が黄色点滅しているだけ。「4年近くたつが建物の状態は確実に悪くなっている」と、声が上がります。
津波被害に遭った請戸(うけど)地区、廃棄物仮置き場など視察しました。
町役場では、復興再生事務所所長兼帰町準備室長の山本邦一氏と、復旧事業、除染・廃棄物、津波被災地の対策課長などが応対。
高橋議員らは、取り組み状況と要望を尋ねました。山本氏らは「復興のための作業員確保が大きな課題だ」「各事業が年度限りで繰り越しできない」などと改善を要請。さらに「(国は)帰還困難区域も除染してほしい。そうすれば空間線量が5~6割下がる」など施策に沿って具体的に要望しました。
(しんぶん赤旗2015年1月18日付より)