広島土砂災害 仁比・高橋議員調査
住民「生活再建が課題に」
広島市の土砂災害で日本共産党の仁比聡平参院議員(広島等豪雨災害対策本部事務局長)と高橋ちづ子衆院議員(同副本部長)は18日、甚大な被害が出た同市安佐北区に入り被災の状況や緊急復旧工事の進捗(しんちょく)状況などを調査し、住民の要望を聞きました。
仁比議員が被災地に入るのは3度目で、高橋議員は2度目。村上昭二県委員長(党広島県災害対策本部長)、つくだ守生県議予定候補、ふじいとし子、清水ていこ両市議予定候補、党国会議員団中国ブロックの石村智子国民運動委員長らが同行しました。
仁比氏らは、これまでの現地調査では入れなかった可部東6丁目の被災地を、新建自治会の今田勝馬会長(69)の案内で見て回り、同会長と懇談しました。
住宅の敷地や基礎部分がえぐられ傾いた家などもあり、今田会長は「激しい雨と濁流、土石流で避難することもできず、家の2階に上がることを伝えるのがやっとだった」と当時の様子を語るとともに、「護岸の緊急復旧や土砂の取り除きは進んだが、これから、被災した住宅をどうするかを含め、個々の生活再建が課題になってくる。行政の支援が必要です」などと要望しました。
仁比氏らは「国、県、市へみなさんの要望を届け、被災者支援に全力を挙げます」と応えました。
また調査団は、同市安佐南区の広島共立病院で斉藤孝司専務理事らと懇談し、被災者支援の取り組みなどを聞きました。
仁比、高橋両議員は同日午後、衆参両院の災害特別委員会の現地視察にも参加し被災地を調査しました。
(しんぶん赤旗 2014年9月19日付より)