21日国交委①2018年9月台風24号の際、タンカーが走錨(錨を下ろして止まっていた船舶が錨ごと流されること)して、関西国際空港の連絡橋に衝突。この事故をうけ、異常気象時には海上保安庁長官が湾外避難等を勧告や命令できる、とした改正。海上交通安全法の対象は東京湾、伊勢湾、大阪湾含む瀬戸内海。
国交委②港則法では、港長が船舶に対し入港規制など勧告、命令する規定あるが、なぜ湾にはなかった?海保長官「湾は広く、危険性低いため、むしろ船舶の避難場所としてみていた。しかし昨今の異常気象、関空事件などうけ、湾外避難を勧告する必要性が出てきた。」
国交委③台風対策等協議会をあらかじめ開き、ルールを決めておき、いよいよ台風来るという時にまた集まるのね?気象台も参加?長官「40m以上の暴風の場合、避難時間を確保するため2日前には周知できるように。コンテナ船など、大型で風の影響受けやすい船舶が対象。協議会には気象台も参加。」
国交委④海上交通センターが無線で衝突危険!など呼びかける。しかし2019年台風15号来襲時には350船も東京湾内に錨泊していた。混みすぎ!しかも接近時200〜250隻から増えてるじゃん!どう整然と誘導するの?長官「十分な余裕もって、、、」
国交委⑤国の審議会で、外国船舶協会「台風接近時船長はかなり迷う。入湾すべきか?危険だけど、経済的なこともあり、法的な勧告にしてくれれば決断しやすい」と。日本旅客船協会「定期航路を運航している船長にとって、経験が重要。不慣れな湾へ回ったり錨泊するのは不安」と。もっともだよね?
国交委⑥大臣「外国船舶や荷主に理解してもらうのはなかなか困難。より安全のために時間確保かつ遅れた場合のリスクも考え、5日前予報で周知しながら、2日前には勧告をしていく。」中、小型船舶は?長官「しっかり守る!風の影響受けやすいプレジャーボートなどは陸上げなど推奨していく」
国交委⑦洋上風力発電 一昨年11月国交委で秋田県由利本荘市など日本海で進む洋上風力発電について質問。市が景観考えてと言い出すほど、陸も海も風車だらけだ!当時は漁業への影響だけを話題にしていたが、第13回船舶安全部会で洋上風力は「海上にある支障物」と海保航行安全課長が答えている!
国交委⑧洋上風力発電 海保長官「再エネ海域利用促進法施行により、日本海はじめ各地で洋上風力発電の動きあるのは承知。県知事から情報提供うけ、エネ庁、港湾局から各省庁に協議。海保としては、海洋再エネ促進区域指定ガイドラインに基づき、大型船舶が頻繁に航行する航路かどうか、見る。
国交委⑨洋上風力発電 海保「塗色、灯火の設置など、海上の障害物とならないよう助言する」秋田港は国家石油備蓄基地、南の酒田が共同火力発電所で、規制区域だ。最寄りの港も全て港則法の適用港。台風で流される船舶の事故をどう防ぐか、を議論してきたのに平時の議論で大丈夫と言えるか!