19日国交委①踏切道改良促進法。成立して60年、71070カ所→33004カ所に。踏切事故は5463件から211件に減。5年の指定期限を取り払うのが法案のポイント。鉄道局長「調整に5年以上の長期を要するものや指定自体が困難となって進まなかったことも。」期限とったのは賛成できる。
②日本共産党本部の最寄り駅JR代々木駅から埼京線通る開かずの踏切。11町会と商店会で踏切問題連絡協議会が発足したのは1993年!行政やJ Rに交渉してきたが動かず。過密ダイヤで遅延あれば踏切の中に電車居座る。大臣「開かずの踏切500以上。交通事故0と同じ決意で改善していきたい」
③2016年緊急に対策が必要な踏切として「踏切安全通行カルテ」を1479箇所つくった。けどその中で改良が必要と指定されたのは半分だけ。予算増や要件緩和は?局長「立体交差事業も個別補助、さ来年度から踏切の改良も個別補助にし、重点的に」
④災害時に道路の啓開や救急救命、災害復旧の拠点として、道の駅や高速のSA、PAを防災拠点自動車駐車場として指定し、一般の利用も制限できる。地域住民や高速利用者にとっても避難所、休憩場所としても重要なのに?道路局長「全国200カ所程予定。一般利用者のスペースは一定程度確保する」
⑤道の駅を、地域の避難所として位置付けているのは約500カ所。福島県国見町道の駅が2月の地震で天井落ちるなど被災した。防災道の駅の安全対策、耐震化などに支援は?大臣「社会資本整備総合支援交付金の活用で、トイレ、休憩施設の耐震化、貯水タンクなど整備に支援。施策集も。」
開かずの踏切なくせ
高橋議員 衆院で法改定案可決
踏切の改良・解消の促進や「道の駅」の防災拠点化等を定める踏切道改良促進法改定案が23日の衆院本会議で全会一致で可決しました。
日本共産党の高橋千鶴子議員は19日の衆院国土交通委員会で、同法制定後60年たつが、踏切は全国に約3万3千カ所も残っているとして、交通安全基本計画の「踏切事故のない社会」を目指すよう要求。赤羽一嘉国交相は「開かずの踏切」は500カ所以上残っており、「交通事故撲滅と同じくらいしっかり取り組みたい」と答えました。
高橋氏は、東京・代々木駅周辺の「開かずの踏切」問題は「周辺の町内会等が30年も行政やJRと交渉したが解決していない」「過密ダイヤで少しでも遅延すれば踏切内で電車が1時間も止まる。住民は解決策を提案している」として、協議推進のための国の対応を求めました。
また、同案が「道の駅」などの駐車場を防災拠点化し、一般車両の利用を制限する上での混乱防止策をただすと、国交省の吉岡幹夫道路局長は「一般利用者用の駐車スペースを一定程度確保する」と答弁しました。
(「しんぶん赤旗」2021年3月28日付より)