六カ所再処理工場の建設がさまざまなトラブルにもかかわらず強行されています。
私は原発は経済的でなく、しかも、健康に悪く、しかも危険だと考えます。
私は共産党の方にも、次のような理由で、原発をやめるように政府に勧めていただきたいです。私の意見に耳を傾けていただければと思います。
わたしは次のような理由で、その工場を建設するのは賢明ではないと思います。
まず、この工場は日本の原発の使用済み核燃料を集めてそこからウランとプルトニウムを取り出します。さまざまなトラブルのため竣工が23回延期され、そのため、建設費用は当初予定された金額の数倍3兆円以上になると試算されています。
運転・保守費、工場の解体・廃棄物処理費を含めると六ヶ所再処理工場の総費用は約11兆円とみなされています。その多くは国民が負担しなければなりません。
この試算は工場が40年間、無事故で動くという、ありえない前提で試算されていますから、実際はこれ以上の額になるはずです。
次に、再処理工場でも膨大な量の放射性廃棄物が発生します。六ヶ所処理工場が使用済みになるとその処理場自体が産業廃棄物になります。
三番目に、フランスの電力会社にハッカーグループアナニマスにより放射能漏れ事故が起きました。フランスの電気会社は、アナニマスのメンバーを逮捕したとネットにあります。会社は膨大な賠償金を負担することになっています。
このことは、原発はサイバー攻撃で事故が起きることを示しています。
また、最近番組でやっていたのですが、サイバーアタックの発信元を調査した所、日本は米国を初めとして全世界から攻撃を受けていることが明らかになっています。
サイバーアタックは米国からの件数が一番多いようでした。それは、米国がコンピューターの先進地なので当然でしょう。しかしながら、世界中から日本はサイバーアタックを受けています。
これは当然原発にも向けられるでしょう。
それで、これから事故の対策のための費用は膨らんでいく一方であることが予期できます。
一方、再生可能エネルギーにかじを切ったドイツの電力会社は周辺諸国に対する売電でもうけています。
もちろん、再生可能エネルギーは設備投資が高くつきますが、原発のように事故がなく、結局経済的でもうけが見込めます。
こうした理由で、六ケ所村再処理工場の建設は中止して、再生可能エネルギーにかじを切るのが賢明だと思います。