26日に青森県むつ市内で市長、森林組合、民商、歯科医師会、漁協と懇談しました。その道の専門家の話はとても勉強になるし、一致点も多いと感じました。
「私は、諦めません」と山本知也市長。人口減少が著しく有効求人倍率が1未満。介護などは専門性を評価し処遇を改善するべきだと私。ケア労働が安定した仕事になれば地域経済に与える影響も大きいはず。話題は多岐に及びました。
むつ民商では、子牛の競りでインボイス登録の有無が表示され、無登録は敬遠されるか大幅に値引きされる、「消費税払えば2か月メシ食えねえ」という悲鳴も上がっているそうです。歯科医師会会長は、「マイナ保険証を使う患者は1割程度。12月には到底間に合わないのでは」と。コロナやデジタル対応を契機に廃業した歯科医師も少なくないそうです。漁協では、海水温が上がってホタテが被害。今後はカキ養殖にシフトすると決定したのだと。
森林組合では、「200年後の山をつくろう」と題してヒバの植林を進めています。3年前の水害では大量の流木が橋を壊し、「200年育てたヒバが果たして再生できるか?」と懸念を寄せていた組合長。いま、挑戦しています。
多くの一致点が見えた1日でした。ある代表は、「自民党は(選挙に)カネがかかる。共産党が頑張っているのは神様が見ている。神様に投票権があったら、絶対一番なのに」と言ってくれました。翌朝、地元後援会と元気に街頭で訴えました。
※しんぶん赤旗2024年8月31日付「北海道・東北のページ」のコラムのタイトルを変更して掲載しています。