ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

過去とむきあう勇気 優生保護法と日本共産党議員団

 7月3日、旧優生保護法にもとづく強制不妊手術は憲法違反との最高裁判決が出たのをうけ、超党派の議連の中で補償法の制定をめざしPTを立ち上げ、私もその一員です。

 8月20日、党国会議員団として原告、弁護団、当事者・支援者らでつくる「優生連」からヒアリングを行いました。「結納の日に夫が手術をさせられた。家族が勝手に子どもをつくらないという誓約書を作った」「小部屋に入れられ、オリがあって逃げられなかった。手術をしたことは誰にも言えなかった」「帝王切開で出産したが、死産。その時不妊手術をされたとあとで知った」「自然分娩で出産したが、子どもをとりあげられた」など、壮絶な現実に胸をつかれました。

 また、原告らは手話を必要とする方が多くいました。手術の時も手話が使える人がおらず、説明もなかった。ろうあ協会の大竹さんは、170名の被害者がいることや、中絶を強要された方が50名もいたと告発しました。当時、手話が使える教師の言うことには逆らえなかったと・・・。

 田村智子委員長が、日本共産党は1948年の旧優生保護法成立時やその後の改正にも賛成するなど、重大な誤りを犯したことを述べ、「党として心を込めてお詫びします」と発言しました。過去と向き合い、忘れないこと。今もある「優生思想」を根絶するために、しっかりと検証を行い、記録を残すこと。そのことを明記した補償法をつくらなければ。責任は重大です。

※宮本徹衆院議員が司会。田村智子委員長の挨拶。穀田恵二国対委員長が閉会挨拶。小池晃書記局長、山添拓政策委員長、倉林明子副委員長、井上さとし参院国対委員長、塩川てつや衆院国対委員長代理、赤嶺せいけん、笠井あきら、本村伸子、田村貴昭、各衆議院議員。紙智子、仁比そうへい、伊藤岳各参議院議員。

優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会の皆さんからヒアリング=20日、国会内

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