ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

ノルマと裏金の関係は

 1日の衆院政倫審。安倍派座長である塩谷立議員に日本共産党の塩川鉄也議員が「ノルマはいくらか?」と聞くと、「750万円」と即答!金額はどう決めるのか?と聞くと「経験年数や役職によるのでは」と、これも即答。青森県出身の木村次郎衆院議員が当選翌年のノルマは50枚(100万円)を思い出し、なるほど・・・。

 しかしノルマが即答できるなら、キックバックだけ「知らなかった」はずはない。まして安倍派は一昨年、キックバックをやめようとしたのだから違法性を認識していた。日本共産党の田村智子委員長が予算委員会で、「不記載を指示したのは、組織的犯罪では」と迫ると、岸田総理は「組織的犯罪の定義を知らない」と逃げました。

 7日の地こデジ特委の理事懇。「赤旗」日曜版3日号で「新たに発覚 裏金議員」と報じた井上信治筆頭理事(麻生派)に、立憲の岡本章子野党筆頭理事が釈明を迫りました。井上理事は、平成30年(2018年)に担当が代わり、不慣れのため派閥からの寄付458万円が不記載になったと説明。私は、「キックバックのお金という理解でよいか。なぜ自民党全議員の調査の際に公表しなかったのか」と質問。井上氏は、「この場はそういう質疑の場ではない」と居直りました。

 ちなみに別の委員会の自民党理事は、「安倍派がみんな理事を辞めたから、他の派閥議員が掛け持ちで理事をやっている」とこぼしました。もう代わりはいないはず。自民党政治を変える以外にありません。

※しんぶん赤旗2024年3月9日付「北海道・東北のページ」のコラムのタイトルを変更して掲載しています。

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