ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

変化の流れをつかめぬ自民

 衆参の代表質問が終わりました。

 岸田総理の所信表明演説は異常でした。「経済、経済、経済、私は何よりも経済に重点をおいていきます」といった後に、にやり。その後も30年ぶりの変革を果たす「またとないチャンス」などと大見えを切りました。

 立民の泉代表は、「給付、給付、給付」と返しました。維新の馬場代表は、「改革、改革、改革」と述べ、国民の玉木代表は「賃金、賃金、賃金」でした。

 みんな総理の言葉遊びに合わせている?しかし賃上げの必要性、この30年間の経済の停滞についての問題意識は共通していると思いました。そこで志位委員長は、日本経済を総理のいう「コストカット型経済」にしてしまったのはいったい誰か、と問いかけました。非正規、社会保障切り下げ、法人税の大幅減税と消費税増税、などとワンフレーズのたびに立民席から「(やったのは)自民党!」と合いの手が入る。 

 ハマスに対する非難だけでなく、イスラエルの無法な空爆、封鎖、地上侵攻の中止を求めよと迫ったのは志位委員長だけでした。そして、軍事対軍事の悪循環ではなく、ASEAN(東南アジア諸国連合)の平和の枠組みを東アジアに広げようと志位委員長が訴えたとき、議場は自民党などのヤジで騒然となりました。

 岸田総理は所信表明演説の冒頭に、「変化の流れを絶対に逃さない、つかみとる」と力を込めました。変化の流れをつかめずにいるのは、総理自身であり、自民党なのではないでしょうか。

※しんぶん赤旗2023年10月28日付「北海道・東北のページ」のコラムを掲載しています。

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