むつ市議を4期つとめたあと、平内町の自然の中で暮らしていたよこがき成年さんが連休明け、青森知事選に出馬会見をしました。それまでは前青森市長か前むつ市長か?といった報道ばかり。勇気ある決断に拍手、心から応援します。
よこがきさんは以前、青森保健生協につとめながら核燃サイクル立地反対連絡会議の事務局次長をつとめていました。私も当時、同連絡会議のメンバーとして学習会や様々な抗議行動にとりくんできました。よこがきさんはチェルノヴイリにも視察に行き、理論的にも蓄積してきた活動家でした。
12年前の原発事故直後に青森県の知事や県議会与党が上京して「核燃サイクル推進」を国に求めました。他県の方から、「青森県民は原発賛成なんですか?」と言われて悔しい思いをしました。青森県が三沢米軍基地にF16戦闘機二個飛行隊の受け入れと核燃サイクル三施設(ウラン濃縮、低レベル廃棄物、再処理)受け入れを正式に表明したのは、ともに1985年4月でした。昨年の予算委員会で、三沢基地と核燃サイクル基地の間は直線でわずか30KMしかないこと、その間に射爆撃場もあることを問題にしました。農漁民が激しい反対運動をした歴史があります。
「国策だから仕方ない」「国策だから協力する」といった青森県政でいいのか。はなやかな広島サミットの影で、軍拡財源確保法案や原発推進法案を強行採決するような岸田政権に、ものいえる青森県政にしましょう。