今年から地方創生特委に、こども家庭庁、デジタル庁も加わり、略して「地こデジ」になりました。14日最初の地こデジ特委で私は、小倉将信こども政策担当相に質問。担当相は「子育て新当事者が子どもと向き合う喜びを感じてもらえるような社会をつくりたい」と答えました。
保育士の配置基準が75年間変わっていません。私は、「気持ちも休まらず心が壊れてしまう」など東北の保育士さんたちの声を紹介。配置基準見直しに3000億円必要というが、実際いくらかかる?と聞くと、4~5歳児約591億円、1歳児670億円と内閣府。3000億の半分でできる。この予算が出せないはずがない!と迫ったのです。政府の検討会の文書で「国や社会の都合で若い世代に特定の価値観を押し付けたり、プレッシャーを与えてはならない」とあります。これも共有するね?と担当相に念押ししました。
後で自民党の議員から、「心の中でそうだ!そうだ!と思ったよ」とか、「特に保育の質問良かった」などと声をかけられました。その日はなんと3つの質問をやりきりました。
16日、超党派の子どもの貧困議連と若者たちとの意見交換会。ひとり親、親の暴力、自殺未遂などの体験に涙し、「未来に絶望しかない」「今いる5人の話だけで分かったと思わないで」など、ぐさりと来る言葉も。小倉担当相も真剣に聞いて、「打ち明けてくれてありがとう。固定観念をもったり、こどもに優劣をつけたりしない」と語ったのでした。
※しんぶん赤旗2023年3月18日付「北海道・東北のページ」のコラムを、タイトルを直して掲載しています。