ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

成立ありき 骨抜き審議

 日本共産党は、信仰の自由を尊重し、さまざまな宗教界の皆さんと対話を重ねてきました。党の宗教委員会責任者だった日隈威徳さんが、1995年参院選比例候補となり、一緒に回ったことがあります。実は私の演説について、語尾をもっと柔らかくしたら?と助言をいただき、以来ずっと心がけています。

 2019年に他界した日隈さんが1984年に発刊した著書が、今年10月に新装再刊されました。その名も『統一協会=勝共連合とは何か』。ジャーナリストで元赤旗記者の柿田睦夫氏に言わせれば、この著書は「教科書」だと!1970年の京都府知事選挙で蜷川民主府政を倒そうと反共デマ宣伝に勝共連合が大量動員されたことなどが生々しく記されており、いま読んでもタイムリーな一冊です。

 今国会野党は、野党国対ヒアリングを連日開催し、信者2世などの被害者らの声も聞いてきました。ところが、立憲は維新と共同で被害者救済法案を提出、与党と協議を重ねる中で政府案が出され、微修正で合意。木曜日、衆院本会議を通過した1時間後に参院本会議で審議入りし、土曜日に成立させると!?

 日本共産党は十分な審議を求めて会期延長を申し入れ、修正案も提出。しかし成立ありきで会期内に収めるというのは国会審議を骨抜きにするもので、到底納得できません。「不十分だが、廃案にはしないで」という、被害者らの思いがわかるからこそ、共産党議員団はきっぱり反対したのです。

※しんぶん赤旗2022年12月10日付「北海道・東北のページ」のコラムを掲載しています。

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