21日、衆院本会議で補正予算案に対する代表質問に立ちました。前日、寺田総務相が辞任。私は、総理の任命責任は重大で、内閣総辞職に値する、と指摘。そもそも政治資金と選挙を所管する大臣が自ら政治とカネの問題をおこし、死刑という重大な決定を下す法務相が、宴会ネタに使うなんて。ところが「国会審議に支障をきたす」というのが辞任の理由で、謝罪でも説明でもない。「私の任命責任は重い」を繰り返すだけ。本当に腹がたちました。
青森県の母子家庭の3人に1人は収入が減ったと答え、誰もが「自分がコロナになったらどうしよう」と悩んでいます。朝の4時から深夜0時までトリプルワークで働く母親もいます。子ども食堂の全国調査でも、「本当に必要な人に支援が届いているだろうか」と6割が答えていることを紹介。子ども食堂などへの補助は大事だが、本当に国がやるべきは「支援団体を通して明らかになった課題に向き合うことではないか」と、学校給食無料化や医療費無料化、児童扶養手当の拡充など根っこの制度見直しをと追及しました。
総理は、「安定財源の確保が難しいので・・・」と、消極姿勢を示す一方で、防衛費については、財源確保策を考えてまいります、と!
本会議後のエレベーターで、自民党の重鎮議員が「高橋さんの質問、消費税以外は全部賛成だよ!大きな拍手したかった」と、みんなに聞こえる声で言いました。総理にも聞こえるといいな。
※しんぶん赤旗2022年11月23日付「北海道・東北のページ」のコラムを掲載しています。