熱海の土石流災害を契機とした盛土規制法案について、本会議、現地視察、参考人、2回の対政府質疑と、フルセットで審議され、全会一致で政府原案が修正可決されました。
党は修正案を準備して、盛土の原因となる建設残土の管理問題もふくめ、包括的な立法化を求めてきました。国交省は建設残土の管理については法定せず、盛土の許可等、「出口」規制のみを法案にしました。
しかし参考人質疑では、「人目のつかない山林などに投棄されれば原状回復は難しい」などの意見も相次ぎ、立憲民主党も、私の提案を全部盛り込んだ修正案をつくり、れいわ、有志の会と4会派共同で修正案を提出。私も立憲の議員とともに答弁に立ちました。
そうした中、維新は中身が一緒なのに、4会派には参加せず、自分たちの案だけ与党に協議を持ち込んだのです。どの党がよりも、命守るために必要なことは力をあわせるべきです。立憲が、自公以外の全ての6会派共同の修正案「5年以内に検証、見直し」をまとめ、与党も賛成して原案修正が実現したのです!
21日、本会議討論の結びにこう言いました。「最後は6会派共同の修正案がまとまり、与党賛成の上で政府原案を修正できたことは、立法府の本領が発揮されたものと喜びたい」と。
ともに提案者となった他党議員からは、「いい討論でした」と声をかけられ、仲間の議員からも「最後はうるっときたよ」と言われ、私も胸いっぱいでした。
※しんぶん赤旗2022年4月23日付「北海道・東北のページ」のコラムのタイトルを変更しての掲載です。