ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

本当に安全確保というなら

 「原子力施設と米軍基地、自衛隊基地、射爆場、このような立地環境は日本にも世界にもないと思うが?」14日の予算委員会で質問しました。昨年深浦町に米軍三沢基地のF16戦闘機が燃料タンク2個を投棄。私が現地に行った「赤旗」記事を見て、工藤晃元衆院議員が昔の会議録を送ってきました。1985年2月の予算委員会、中曽根総理の時です。

 核燃サイクル施設と三沢基地の間は約30km、そこにF16配備、射爆場もあるのに?「原子力施設の上空は飛びません」などという無責任な答弁に対し、工藤さんが現地を歩いて声をぶつけてくれたことに感激し、私がその続きをやらなければと思いました。

 核燃サイクルと基地をめぐる青森県の歴史は長く、質問時間はあまりに短い。F16配備とサイクル誘致決定が85年同月だった。戦前は海軍からはじまり、戦後、陸も海も接収され、三沢米軍基地がつくられ、サイクルの是非を問う住民投票を求める署名は有効数の4倍も集めたのに自民党が拒否したこと等々、県民のたたかいの歴史に涙しながら。

 原発事故の反省から生まれた原子力規制庁が、航空機事故が起きるのは「極めてまれ」という答弁も許せません。私は、国交省が米軍の訓練空域を開けるために民間航空と調整しているのが年間7000回にもなるという資料を示して追及。「安全に配慮」との答弁を繰り返す国交、防衛両大臣に対し、「安全確保というなら、空域を認めるべきではない!」と力込めました。

※しんぶん赤旗2022年2月19日付「北海道・東北のページ」掲載のコラムです。

衆院予算委で米軍三沢基地所属のF16戦闘機について質問=14日、国会内
燃料タンクの投棄現場にて=2021年12月3日、深浦町内
吉田満深浦町長と懇談=2021年12月3日、深浦町内
飛行中止などを求める申し入れ書を手交=2021年12月7日、国会内

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