通常国会がはじまりました。オミクロン株も猛威をふるっていますが、この2年間、「Go Toトラベル」や、緊急事態宣言の中でオリ・パラを強行、検査に消極的、病床削減推進など感染拡大の防止とは矛盾する政治ばかりをやってきました。これ以上、自宅で亡くなるようなことはあってはなりません。科学にもとづく対策、自粛の中でも安心できる、くらし・営業守る抜本対策を求めていきます。
そうした中、建設工事受注動態統計の不正問題が発覚しました。2019年には毎月勤労統計の不正が大問題に。その前は裁量労働制データ改ざん問題、この時は野党共闘で該当条文を削除に追い込みました。それなのに、またです。ひと月でまとめた国交省の検証委員会報告書には、2018年10月、統計担当室の会議の中で、係長がたまたま本件について触れたところ「室長がけげんな表情をした上、触れてはならないことに触れたという雰囲気になった」というくだりが!また、総務省統計委員会の精査チーム報告書では、一昨年総務省担当者が、国交省から相談のメールをもらっていながら、核心部分を「読み飛ばしてしまった」とシラを切っているのです。
モリ・加計・桜等々、何も終わっていません。安倍政権以降、官僚が上の顔色をうかがって、真実にフタをし、トランプ前大統領のようなフェイク政治から抜けだせない状況だと思います。でも、あきらめない。今国会、でたらめ政治を変えるため、再び挑みます。
※しんぶん赤旗2022年1月22日付「北海道・東北のページ」掲載のコラムです。