選挙後に、秋田の中学3年の生徒たちからお手紙が届きました。8月ごろ、授業でジェンダー問題をとりあげたいのでアンケートに答えてほしいと事務所に電話があり、「なぜ女性議員が少ないのか」「増えるメリットは」などの質問に、私なりに真剣に答えたのです。手紙はそのお礼と、私のアンケートを参考にクラスで意見をまとめ、校内スピーチコンテストで優勝したというのです!しかも「生理の貧困などの課題を知ることができた。女性議員をなんとしても増やしたい」と。未来の有権者の決意に感激しました。
今回の総選挙では、日本共産党も畑野君枝さんの議席を失ってしまい、衆議院全体では女性比率1割を切ってしまいました。なんと衆議院での女性議員比率9・7%は世界190カ国中168位という情けない実態。国会・女性の政治参画推進議連総会では、自民党かられいわ新選組まで、全ての政党・会派、男性議員も多数参加し、今度こそ女性議員を増やそうと、こもごも発言がありました。
党のジェンダー平等推進委員会では、選挙中にどんな訴えをしたか、どんな反応があったかを発表しあいました。「若い人、女性たち、LGBTQの当事者たちなどが喜んでくれた」「もっとジェンダー問題を話してと追いかけられた」「マイクを握って訴えてくれた」「党に入ってくれた」など、泣き笑いの報告に、さすがわが党の議員たち。力あわせて未来を切り開いていきましょう。
※しんぶん赤旗2021年12月18日付「北海道・東北のページ」掲載のコラムです。