総選挙が迫る中、各県の選挙本番では行けないところを回っています。24日は会津地方の奥深く、南会津町、只見町、金山町と回りました。2011年東日本大震災と7月の新潟・福島豪雨で被災し、現在会津側の終着となる只見線川口駅でも街頭から訴えました。
2004年福井・新潟・福島豪雨の時に本名ダムを案内してくれた青柳精一金山町議(当時)や、2013年7月、只見線の調査でお世話になった山岸国夫只見町議・フミ子(元町議)夫妻にも再会しました。当時、山岸夫妻の経営する民宿に泊まり、夜星を眺めに外に出て、天の川を見たことが忘れられません。視察の際、町役場で総務企画課長さんから話しを聞き、区長、観光まちづくり協会など関係者が集まってくれました。只見川には、国策として戦後の復興のために発電所が集中し、そのために敷かれた鉄道が只見線。JRは、赤字のため被災を契機に廃線にしようとしました。「水害になり、廃線と言われて気が付いた。命を懸けて復旧させなければ」という声も出されました。
只見線も2017年に復旧が決まり、来年いよいよ開通の予定です。この時の視察は、国交委員になってJR北海道の在来線切りや地域公共交通を取り上げる際大変参考になりました。また、利水ダムの治水活用のルールや、ダムの堆砂を浚渫するのに補助など、国交委で前進したことを報告することができました。強行日程でしたが、今度は鉄道に乗って、訪ねる日を楽しみに。
※しんぶん赤旗2021年10月2日付「北海道・東北のページ」掲載のコラムです。