ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

「そばが美味しいわけは?」

 2004年の冬のことです。山形県村山市内の手打ちそば屋。「私は自民党の婦人部だったのよ」という女性店主が真ん中に座っていました。たまたま居合わせた忘年会のグループに「議員さんに何か聞きたいことない?」と。「中山間地直接支払いをぜひ続けてほしい」などと要望が出されて、さながら集いのようになりました。

 その、同じそば屋に先日行きました。すでにその時の女性店主は他界していましたが、私が入っていくと、真ん中に座っていた男性が、「おー、高橋さん!うちに来たことあるよね」と!びっくり。家族連れらしいお客さんに、「ほら、この人は国会議員だよ。前にうちで話をしてもらったんだ。」と紹介してくれ、その節はお世話になりました、とご丁寧にお礼まで言われて恐縮してしまいました。「国会の質問もよく見ているよ」といいます。そばも特別美味しく、嬉しかったです。

 そばは政府の減反政策の中で、農家の知恵と努力の産物です。これまでも減反と転作、品種改良、天候に泣かされ、エサ米など頑張ってきたものの、今年の豊作は喜べない。コロナ禍で外食需要も減り、山形県産はえぬきの概算金は前年比2200円減、全国6.7万haという過去最大規模の減反をしたのに、です。山形県農民連の小林茂樹さんは4割減反したといいます。1992年にはえぬきが出たときは一俵19000円。それが今や9500円と!?入るお金が半分でも、手間賃や飼料代など出るお金は同じ。やっていけるわけがない。政府は市場隔離をして受給と価格を安定させよ!77万tのミニマムアクセス米輸入は中止せよ。気候変動で災害の頻度は2倍といいます。そのたびに田畑や食料のありがたみを知る私たち。50年前は7割、今37%にも下がった食糧自給率を高め、国土と食料を守っていると生産者が誇りの持てる農政へ。訴えに力が入ります。

手打ちそば屋さんにて=18日、山形県村山市

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