「どこにも隠れキリシタンはいるよ」とは、青森県内のある農協組合長の言葉です。初当選のころ、県内国会議員はオール自民。アウェー感を感じながらも、場を壊さずかつ党らしい発言をすることに努力してきました。
TPP(環太平洋連携協定)反対などをめぐり、「地元で訴えることと国会で訴えることが同じ」と評価され、全国農政連に推薦されたこともありました。
7月29、30日と岩手県沿岸部を回り、原発汚染水問題で漁業者や首長さんと懇談しました。国会で菅首相に「息子に漁業を継いでいいと言えるのか」「賠償では継承できない。船を出してこそ漁業者だ」と迫ったことは共感が得られました。自民党元大臣のポスターをはっている組合長も、「全漁連も県内単協も反対」ときっぱり。
2006年、宮古市などで六ケ所村の再処理工場から廃液を出すなと声があがり、懇談した漁業者から「こんな重大なことをどうして国会でとりあげないのか」と言われたことがあります。党はずっと前からとりあげてきたけど、多分知られてなかった。私は悔しい気持ちをこらえ、「各方面から仲間が増えてうれしいです」と答えました。
その時のことを話すと、町議でもある組合長は「議会として六ケ所に行って海に流すなと話したことがある」と答えてくれました。
日本共産党は、保守層でも一致できる点を積み上げていって、根っこにある歪みを正す方向へ、一歩一歩、改革の道を歩んでいきます。総選挙は絶好のチャンス。東北初の2議席を!
※しんぶん赤旗2021年8月4日付「私と日本共産党 衆院比例候補は語る」を掲載しています。