7年間、私立女子高校の教師でした。
3年間担任したクラスが卒業し、翌年は2年生の担任に。ところがその翌年はまた2年生の担任?卒業まで私と一緒だと思っていた生徒たちのショックは大きく、私も寮生だったMの部屋で、コタツに潜って泣いた。新しいクラスでは、中退者も複数出ました。家出した生徒を探しに、軽自動車で走り回ったことも1度ならず。
そのクラスの卒業式には、出産予定日が近く出られませんでした。前の晩泣きながら一人一人に手紙を書きました。ハンカチを添えて。「なんで先生いないの?」と生徒たちがハンカチを濡らしていたと、後任の先生に聞きました。
入党したのは教員2年目、ワンマン校長、まだ組合がなかった職場で生き方に悩んでいた頃です。いつか私が共産党だと知られたときに、「だからいい先生だったんだ」と思ってもらえるように頑張ろうと思いました。最近、元同僚の先生に会ったときです。「高橋さんは、生徒をまとめるのが上手で、どうすればあんなふうにうまくいくのかと、いつも思っていた」と言われ、本当に驚き、胸がいっぱいになりました。
今も、メールでやり取りする教え子もいます。先日、地元後援会の朝宣伝の前を車で通ったNから、ラインがきました。「雨なのに傘もささずに旗を持って先生を応援してくれる人に感謝」「時代の変わり目に生まれたのも運命だもの。頑張ってください」今が時代の変わり目だと、わかるNもすごいぞ。
(教え子は全員愛称で呼んでいますが、そのイニシャルです)