沖縄米軍普天間基地所属のオスプレイMV22の訓練が14日から三沢米軍基地ではじまりました。その日東北町長、東北防衛局三沢防衛事務所を訪ね、街頭からも訴えました。「沖縄の負担軽減のためというが、沖縄の苦しみを全国に拡大しているだけだ」と。
お隣の東北町では、横田基地所属のオスプレイCV22が小川原湖で水しぶきをあげるほど湖面すれすれで訓練を行っていたことが判明。共産党の市川俊充町議が6月30日、7月1日と続けて目撃した写真や動画が地元紙やテレビでも紹介されました。県や東北町、漁協も原因究明、低空飛行の中止、事前通報などを申し入れました。小川原湖はシジミ漁やワカサギ漁が盛んな宝の湖。2018年にはF16戦闘機がエンジントラブルによる燃料タンク2基投下という事件が起き、その日ちょうど私は予算委で登壇予定だったので、安倍前総理に直接原因究明と訓練の中止を求めたのでした。
東北町の長久保耕治町長は、「米軍との共存共栄をうたってきたが、国防といいながら住民に不安や恐怖を与えているのでは本末転倒ではないか」と述べました。「静かに怒っている」とも。
15日の党創立記念日。「基地に賛成の人でも、住民の命と安全を守るという点では保守でも一致できます。まして野党共闘で、安保条約に対する立場が違うから共産党とは一緒にやれない、なんてことはありません。一致点で共同し、一歩一歩前へ進むのが日本共産党です」と、訴えたのでした。
※しんぶん赤旗2021年7月17日付「北海道・東北のページ」掲載のコラムのタイトルを変更して掲載しています。