通常国会閉会直後から4日間で東北を一巡しました。東北初の二議席獲得を訴え、ふなやま由美比例予定候補とともに。
選挙あるなしにかかわらず、国会が終わったら東北一巡は故松本善明さん以来の東北ブロックの伝統です。松本善明さんが今の小選挙区比例代表並立制になって初の総選挙に東京の選挙区から東北に移住して当選、以来四半世紀一議席を維持してきました。思えばこの96年の選挙に突如私は比例第3位の候補となり東北を回ったのでした。
県議会中のため5分だけ、と言っていた三村申吾知事とは予定より10分早く始めて15分間の懇談。ワクチンが最初は各自治体に一箱ずつしか来なかった。クラスターが県内でもかなり発生したが、PCR検査は国基準より徹底してきたこと。これは私が国会でも紹介しました。保健師を増やしたこと。3.11の年が行革のピ-クでしたね?と話すと、「そう。あの時は減らしすぎて大変だった」と。いつもは知事が冗談ばかり言って終わってしまいますが、今回は笑いながらも大まじめ?
4月に超低温があってさくらんぼがほぼ壊滅だという山形県上山市の里見農園に行きました。電気であっためたり、土に近いところで撒く散水パイプと、高いところにあげて水を撒き、わざと凍らせる。それは-3度以下にさせないためだと!そういう苦労をして育てたさくらんぼは全て直販。顧客に今年はありませんと断りを入れながら、約350万円の減収+機械、設備のローン。共済は掛け金高くて入らず、利子補給より直接支援をと要望されました。
2003年私が国会に初当選した年も、上山のさくらんぼ農園を見ました。ス-パーで買うのとは全く別物の、大きくて甘いさくらんぼに本当に驚きました。「東北は、おいしい」という言葉がこの年、実感した言葉でした。翌年からは台風、水害、地震などと向き合う日々になりましたが、東北をぐっと前へ!初の二議席で!と思いを強くしました。