第192回臨時国会開会。所信表明演説では、安倍総理に促されるように、自民党議員が総立ちして拍手を送りました。安保法制1年、南スーダンへの自衛隊派遣、青森にある陸自から「駆け付け警護」「宿営地の共同防衛」などの新任務を付与しようとしていることなどには一切ふれず、海上保安庁、警察、自衛隊員が「極度の緊張感に堪えながら、強い責任感と誇りを持って、任務を全うする。その彼らに対し、今この場所から、心からの敬意を表そうではありませんか。」と、総理が呼びかけた瞬間です。怖い!と思いました。議長も注意したそうです。
総理演説の冒頭には、参院選で「連立与党は、目標の改選過半数を大きく上回る勝利を得ることができました。」と強調。本音は「改憲草案が発議できる3分の2の議席を確保できた」と言いたかったのかもしれません。
年明け早々の解散も取りざたされる中、野党共闘は国会の場でも試されます。27日の代表質問で、民進党政調会長の大串博志議員は、安倍総理が働き方改革を目玉とし、時間外労働規制に本気で取り組むつもりなら、野党4党が共同提案した「長時間労働規制法案」を成立させるべき、と追及。私も大きな拍手を送りました!