「もちろん南スーダンはたとえばわれわれが今いるこの永田町と比べればはるかに危険な場所であって」。安倍総理の仰天答弁にあんぐり!? 12日、予算委員会。「断じて許せない!」と私。命がけで遠いアフリカ、内戦状態の南スーダンに送られる自衛隊員や家族の前でも同じセリフを言えるでしょうか?
委員会終了後、総理が目の前に立っていました。「先ほどはこの国よりはという意味だったんですが、怒られましたね」と!? ネットで「永田町」発言が駆け巡っていました。南スーダンの1問をやるか、質問当日の昼近くまで悩みました。一言いうだけでは逆に収まりがつかなくなるから。でも、「リスクが高まるわけではない」などという答弁をずっと聞いていて我慢がなりませんでした。
質問の後半は、原発再稼働を急ぐため、審査対応業務は残業時間の規制を除外してよいと厚労省が通達を出していた問題。原発再稼働のために過労死ライン超えてまで働かせることが許されるのか? と怒りで震えました。「誰から言われたのか?」。厚労大臣「九電です」とこれも仰天! 電力会社だろうとは思っていましたが、答えるはずはないと思っていたかです。
与野党議員から、「すっごくよかった」「大活躍でしたね」と言われ、ある地方紙記者からは「こうやって政治が動くんだと思った」とも。
※しんぶん赤旗2016年10月16日付「北海道・東北のページ」より