宮城県の指定廃棄物最終処分場候補地問題の一つである大和町下原は、陸自王城寺原演習場のすぐとなりにあります。1997年、沖縄の負担軽減として米軍の実弾射撃訓練を全国5箇所に移転させたうちの一つ。その訓練による騒音や振動対策として緩衝緑地帯にするため、26世帯が集団移転。その跡地に処分場もってこようかとは、ひどすぎる。
環境省は、着弾地も近く、誤射もあった、という町の問い合わせに「誤射しないよう安全確保の処置をとる」と、答えました。そこで、処置とは何ぞや?と防衛省にたずねました。例えば10Kmとぶりゅう弾砲の誤差は23m、その8倍が着弾区域。さらに1~1.5Kmを半径に危険区域として指定する。訓練はその範囲内なら大丈夫というから驚いた。いま沖縄では11月の知事選を前に既成事実をつくろうと、辺野古基地建設のための工事を強行的にはじめています。オスプレイの全国展開も大問題に。
訓練移転させ、住み慣れた土地を移転させて、そこに廃棄物とは。どこまで住民を苦しめるのか。原発も、基地も、なくす以外にないのです!(ちづ子記)