ちづ子へのエール住民とともに(質問のエピソードと会議録など)
ちづ子通信

過労死防止対策推進法成立へ―過労死のない社会へ、議員立法生かせ。

過労死防止基本法を全会一致で採決する衆院厚生労働委員会=国会内

過労死防止対策推進法を全会一致で採決する衆院厚生労働委員会=国会内

 過労死防止対策推進法が今国会成立へ。家族の会と超党派の議員連盟が話し合いを重ねてまとめあげたものです。私は、「本来は労働基準法の抜本改正を!」と立場を鮮明にしつつ、まずは第一歩と、共同を貫いてきました。委員会採決の時、自民党理事も「はじめて厚労委員になってよかった」とホロリ。意見陳述をおこなった寺西笑子代表をはじめ、家族らの頑張り、喜びの涙は感動でした。

 6年前家族の会から様々な実態を聞いて、質問しました。労災認定への道のりは家族を容赦なく傷つけます。「1週間のうちに何度も出張し、ストレスがたまっていた」と言えば、「酒を飲んでいたからいいじゃないか」と言われる。「持ち帰り残業が多かった」というと、「自宅でリラックスしながらやれるからいい」とか、夫婦生活をしつこく聞かれるなど、家族を失った上になぜこんな仕打ちをされるのかと!この時政府は、過労死ラインの月80時間超える残業の割増賃金は5割、しかし休日にふりかえてもよい、としました。私は、「120時間以上残業してようやく1日休める計算。これじゃ先に死んじゃうよ!」と怒りをぶつけたのです。

 今また、政府の成長戦略に残業代ゼロの働き方をいれるといいます。これ以上の犠牲者を出すな。生まれたばかりの法律がいきなり試されるときです。

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