臨時国会が12月6日までの会期で始まりました。消費税増税、汚染水問題や原発再稼働、TPP秘密交渉、集団的自衛権行使など、安倍内閣は重大な問題を推し進めてきました。秘密保護法は出させてはなりません。徹底審議が必要なのに、「予算委員会も衆参1日ずつでいい」など、与党は強引な運営をしようとしています。公開団総会で志位委員長は、「安倍内閣の暴走が国民との矛盾を深め、政治の激動的局面が起こることは避けられない」と指摘しました。
一方、総理の所信演説は、「この道しかない」「この道を、迷わずに、進むしかありません」「ともに、この道を、進んでいこうではありませんか」と繰り返し、この道=成長戦略を強調しました。「被災地の復興なくして、日本の再生なし」といいながら、汚染水による漁業への影響を「風評被害」と決めつけ、「福島に若い世代が暮らさないと福島の未来がなくなる」という、若いお母さんの手紙を使って、帰る人だけを支援する政府の姿勢を合理化したのも許せません。
深まる矛盾と、怒りは暴走を許さない!今年最大ともいわれる台風が迫る中で、波乱の国会が幕開けしました。